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◆ 新しい形の患者搬送

 ジャパンフライトサービスでは、会津中央病院との提携により、広大な会津地域を中心にお住まいの患者様が病院を受診する際の患者搬送や救急搬送業務を担っております。

ヘリコプター搬送というとドクターヘリや防災ヘリによる救急搬送のイメージが先立つ方も少なくありませんが、これらはあくまで救急の場合に使用される搬送ツールです。逆に言えば、急を要しない場合には利用できません。例えば高熱や、咳が続くなどの重篤にみえないような“救急搬送事例ではない場合”などが挙げられます。

しかしながら、地理的、距離的な問題から当院受診までに数時間を要したり、なかには当日の“足”が手配出来ずに受診を我慢してしまい、結果的に状態が悪化したり、入院が必要となる事もあるために安易に考えてはいけない事もあろうかと思います。ジャパンフライトサービスのヘリコプターは、こうした場合の搬送を可能な多目的ヘリコプターとして事業展開をしております。

本システムは既存の公的救急搬送体制を補完するものであり、競合するものではありません。地理的問題から不利益を被る患者様の健康面を支援し、医療費を軽減することで、結果的に各町村様の財政圧迫をも軽減できるものと考えております。また、「地域医療再生計画」でも掲げられている「へき地医療支援」の一翼を担うものであり、地域の皆様のQOL(クオリティー オブ ライフ=生活の質)向上と患者様、御家族、地域全体に利益提供が展開できるものと考えております。

財団法人 温知会 会津中央病院

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